幸せな一夜の話

2001年11月22日
・・・・昔々の話です。
12月の24日
その日は朝から小雪がちらついていた。
私は仕事で,現場に出ており,寒さの中・・・夜が来るのを待っていた。
約束の時間は7時に新宿駅南口・・・。

仕事が終わり,寒い中,私は真っ赤のサンタクロースのようなミニの,服に着替えコートを羽織った。
イツモのように待ち合わせ場所に立つ。真っ赤な口紅・・少しだけ大人の女になった感じがした。
スーツ姿のかれが歩いてくる。
私は,柱の後ろに隠れた。
柱の前に立つ彼
・・・私を探しているようだ。

・・・・おそいよ・・・
柱の後ろでそう呟く・・・
かれは,柱の後ろに、きた。
私の姿を見て・・一言・・・
「・・お前・・林檎飴でも食べたのか?」
せっかくおしゃれしてきたのに・・・

と・・・少しすねてみたら,・・笑いながら・たまには・・・そういうかっこうもいいな。と。
大人びた格好の私を見ていった。

そのまま新宿の町をあるき・・・ 京王プラザホテルに入った。
部屋の窓から見る新宿のネオンと,振り落ちる雪が・・・綺麗で・・・・
約束のドンペリを・・・飲みながら,いつまでも見ていた。

ベッドの上には約束したクリスマスプレゼントが置いてある。
大きなぬいぐるみのスリッパと
・・手袋・・ソシテ,指輪・・・
何度も取り出して,はめてみては、しまいの繰り返し・・。
幸せだと感じる夜だった。
あの夜景は・・・一生忘れられない。薄汚れた町と,言われても,あの町の夜景・・・。
ソシテ,愛した人との・・・時間・・・

幸せな一夜だった。

ただし・・・次の日も仕事で,同じ服を着て,荷物を抱えて,職場に・・思いっきり外泊したと・・・宣伝しているようだった。
幸せの夜は次の日・・・暴露話のネタと・・・去れWルナ度・・あの夜には思いつきもしなかった


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